ガスブローバックハンドガンの使い方 マルイ M1911A1編
皆様こんにちは!
9月になってうだるような暑さは無くなり涼しくなってきましたね。
サバイバルゲームのやりやすい季節になりました!
しかしこれから段々と寒くなりはじめ、調子が悪くなってしまうのがガスガンです。
夏は快調に動いていたガスガンが寒くなるにつれ徐々に動きが悪くなり、故障かな?という問い合わせを頂くことがあります。
冬でもガスガンを快調に動かすための方法を基本的な使い方と併せてご紹介します!
まずはハンドガンのパーツ名称からです。細かく言うともっとあるのですが基本的な部分だけ…
1.フロントサイト
2.リアサイト
3.スライド ハンドガンの言うなれば上側を総称してスライドと呼びます。
4.フレーム ハンドガンの下側の総称です。
5.トリガーガード フレームのトリガーを覆っている部分。
6.トリガー
7.マガジンキャッチ マガジンを外すためのボタン(機種によって形状は様々です)
8.スライドストップレバー
9.グリップ
10.グリップセーフティ 機種によりついていないこともあります。グリップの後ろ側にあります。
11.セーフティ
12.ハンマー
まずはマガジンにガスとBB弾を装填します。
マガジンキャッチを押すとマガジンを本体から抜くことができます。
マガジンはボタンを押すと自重で落下しますので、地面に落とさない様注意してください。
フロンガスガンに使用するのはガスガン用のフロンガスです。HFC134AやHFC152A等のフロンガスを使用しますが、ガスガン用として販売されているものを使用しましょう。
CO2を使用するCO2ガスガンもありますが、フロンとCO2でガスは共用できませんのでご注意ください。(使用方法も異なります)
ガスは注入バルブから注入します。注入バルブは多くのガスガンの場合マガジンの底面にあります。
ガス缶を上、マガジンを下に持って、ガスを注入する際には注入バルブとガスの注入口が垂直になる様ご注意ください。
ガスを満タンまで注入するとガスが注入口から逆流してきますが、逆流まで入れるのは入れすぎです。
ガスガンはガスタンク内に注入された液体フロンガスを気化させて動力源として使用するため、満タンにすると気化するスペースがなくなってしまい十分な性能を発揮しなくなってしまいます。
機体によりガスタンクの容量が異なる為一概には言えませんが、おおよそ3~5秒程度の注入で7~8割の充填となります。
BB弾の装填は手でも入れることができますが、別売りのBBローダーがあると入れやすいです。
ローダーに付属しているアダプターを装着した状態でマガジンの給弾口にローダーをあてがい、ローダーがずれない様指で固定します。
その状態でBB弾を入れていきますが、固い場合にはフォロワー(マガジンのBB弾を押し上げるパーツ)を少し下げた状態で入れていくと入れやすいです。
BB弾を入れる際にBB弾が2列になるタイプのマガジンの場合、しっかりと交互に2列に入れる様BB弾を入れていきましょう。
ずれると装弾数が少なくなり、給弾不良の原因となる場合もあります。
ガスとBB弾を入れたらマガジンを本体に装着しましょう。
マガジンを本体に装着するとガスガンは発射可能な状態です。トリガーに指を掛けず暴発が起きない様にし、また万が一起きても大丈夫な様に銃口地面などに向けて安全には充分注意してください。
マガジンを装着したらスライドを引いてハンマーを起こすと同時に初弾をチャンバー(射撃前のBB弾をホールドしておく部分)に送り込みます。
後はトリガーを引けば撃発しBB弾が発射されると同時にスライドが後退して次弾の装填、ハンマーのコッキングを行ってくれます。
狙いを付ける際にはリアサイトの凹の部分とフロントサイトの凸の部分、目線と目標が一直線上になる様にして狙いを付けます。
スライドが後退しますので、顔には近づけ過ぎないようにしましょう。
射撃を行わない場合にはセーフティ(安全装置)を掛けておきます。
ガバメントの場合にはハンマーが起きていないとセーフティを掛けることができません。(ガバメントはハンマーが起きていない状態ではトリガーを引いても動作しないため)
セーフティは銃により様々ですが、マガジンを差した状態で射撃を行わない場合には掛けておくようにしましょう。
BB弾を全て撃ち終わるとスライドが後退した状態で動作が停止します。このスライドストップがかかった状態をホールドオープンと呼びます。
弾切れの合図ですので、新しくガスとBB弾の入ったマガジンを装填し、スライドストップレバーを下に下げることで射撃可能な状態に戻します。
射撃を終える場合にはマガジンを抜いて、間違いなくチャンバーに弾が残っていないことを確認したらスライドストップを解除し、トリガーを引いてハンマーをダウンします。
スライドストップがかかった状態、ハンマーが起きたままの状態は各部に負担がかかり故障に繋がりますので避けましょう
ガスガンを使用する上で重要な注意!
ガスガンは液体のフロンガスを気化させて使用します。
そのため撃つごとに気化熱でマガジンが冷えていき、冷えすぎると最終的にはガスを全量放出して動作を停止してしまいます。
また、撃たなくても冬など外気温が低い環境下だと外気温に同調してしまい、その状態で射撃を行うと一発目から正常作動しないことがあります。
ガスガンは冷えているとBB弾が正常に飛ばなかったり、スライドが充分に後退しないため給弾不良が起きたり、スライドストップが掛からなかったりと様々な異常がおきます。
なんか調子が悪いな?と思ったらまずはガスを入れた後のマガジンを温めてみましょう。
メーカーや機種によって動作性能が変わる為、一概には言えませんが、目安としては人肌程度、手で触っても冷たく感じない程度まで温めると良いです。
手で握るなどして自分の体温で温めても良いですし、ドライヤーなどでも素早く温めることができます。ただし、温めすぎには注意しましょう。最悪の場合圧力が高まり過ぎて破裂してしまい危険です。
触って「熱い」と感じる様な温度は温めすぎといえます。しっかりと温める場合にも「温かい」程度にとどめましょう。
冬に外でガスガンを使用する場合には電池を使ってマガジンを温めるマガジンウォーマーがあると便利です。
こういったアイテムがあると冬でもガスガンを快調に作動させることができます。
ガスガンは実銃とほぼ変わらない動きを行うリアルさが魅力です。
BB弾を発射できるモデルガンといっても差し支えないほど現在のモデルは外観も良くできています。年々動作性も向上し飛距離や精度、安定性も伸びていっています。
「銃を撃っている」という感覚を味わうのはガスガンが一番でしょう。
もしまだ持っていない方は是非一度この楽しさを味わってみてください。